最近、日本のパソコンの需要が減ってきていることが良くニュースになっている。
大きくは、世界とは違いVISTAの発売が失敗に終わったことが原因。
しかし、世界は、それで日本は終わりとは思っていない(もちろんそうだが・・・)
どうやら、デザインなどによる差別化に走り出したようです。
その一旦にSONYの売り上げが好調なことがある。
以前から、デザイン重視できたその甲斐があってのことか?
またDELLも一体型のPCなども発売した。
しかし、その一方で、HPの低価格ノートPCなど、やはりプライスパフォーマンスに優れたモデルも賑わしている。
いったいこれからどうなるのか????
私が決めることでもなく(+_+)偉そうなことを言える立場ではありませんが^_^;
例えば、100円ライターがあれば、数万円のライターがあります。
100円のペンがあれば、数万円のペンがあります。
100円の時計があれば、数千万円の時計があります。
答えは、ここかもしれません。
二極化です。
ただし、これには決定的に今は欠けているポイントがあります。
ひとつは、ブランド力。
このブランドだから仕方ない、と思えるパワーですね。
これが、今のパソコンには成立しないんです。
理由は、見た目が違うだけで、中身が同じだからです。
例えば、先の3つの例でも、高額なものは、「性能が良い」「安定している」などの性能的違いがあります。
軽自動車の乗り心地と、高級車と呼ばれる車では明らかに違います。
それは、使われている部品の違い、その調整力、燃費性能など、数をあげれば、きりが無いほど性能に明らかに違いがあります。
しかし、パソコンには、その性能差はわずかです。
ハードディスクの製造元は、限られています。光学ドライブにしてもそうです。そして決定的に違うのは、こうした回転系の消耗品パーツは、必ず故障する。そして、故障の時期を特定できない。
これが、ブランド力を支える、性能差を成立させない理由です。
次に、用途が一定ではない、ということです。
パソコンは、様々な目的で使われるため、スイッチを入れたあとの動作を、ひとつに絞ることができません。
これは、致命的です。
ペンでも、時計でも、その動作目的は、ひとつで、それ以外を必要としません。しかし、パソコンは時計であり、ペンであり、カメラであり、電話であり、プレーヤーであり、編集機であり・・・・その目的は広範です。
これが、ブランド化を困難にする問題だと思います。
そして、開発スピード。
半年ごとの高性能化の波は、次を待てばもっといいものが。。と思わせてしまいます。
最大のポイントは、「安定動作」では、ないでしょうか?
そのためには、回転系パーツの徹底的排除が必要だと思います。
A:ハードディスクの無いパソコン。
B:光学ドライブの無いパソコン。
C:更に高速で、発熱しないパソコン。
D:発熱しても廃熱できるパソコン。
E:5年は壊れない、と保障できるパソコン。
(BIOSを維持するため、マザー内臓電池の寿命があり、
これ以上の期間は不可能でしょう。充電池・・・?)
Aは、すでにあります。
Bは、マックの薄型ノートPCが最近のモデルでしょうか?
Cと、DとEは、現在は、存在しないと思います。
5年完全保障パソコンで、20万円。もちろんデータの保障も行う。
これ、どうでしょう?
売れそうな気もしますし、安定化によるブランド化も成立の予感が。 難しいですね。
考え方に、根本的な変化が必要なようです。
posted by おさるDr. at 02:00| 京都 ☀|
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